心にもあらで うき世にながらへば

恋しかるべき 夜半の月かな

Do you wanna ride!?

僕たち、私たちは「未完」大好き芸人です!!!!!!!(クソデカ声)

(アメトークをちゃんと見たことはない)

 

ってわけで2017年リリースのアルバムuntitledのリード曲「未完」のここが好き~~~~~~~を言い続ける記事です。

アルバムもライブDVDも初めて見聞きしてから随分立ちますが、やっと最近歌詞をちゃんと見たので余計好きが加速しました。初めて歌詞をちゃんと見るのがカラオケで歌ったときっていう人種きっと私以外にもいるよね。

 

untitledがリリースされたころはちょっと嵐から離れてたからその頃どんなインタビューがあったかとか、制作秘話が語られているかとか把握してないので以下は完全に私の主観。

 

「未完」

作詞:JUNE Rap詞:櫻井翔

作曲:Josef Melin 編曲:佐々木博史

 

MV

これはWSの映像でリアルタイムに一部見た記憶があって、女性ダンサーさんと絡むMVって珍しいよね?多分。メンバーごとにダンスのニュアンスとか変わってるのかなって、見てて面白い。切り取る場所が違うだけで全員同じ振付ですか?どこかで語られてそうだけど過去は遡れないんだ~~~~~あとダンサーさんの背中が超綺麗、美しい。

1:50あたりの大野さんとの部分の振付がめちゃくちゃ好きなんだ。鳥類の求愛ダンスみたいで。ちなみに視覚と聴覚を同時に働かせられないので歌詞との親和性はわかりません!!ひえーかっこいいー顔がいいーーって見てたらメイキング始まるんだもん…メイキングもインタビューが入ってて見ごたえあってよい。

このときの相葉さんのビジュ最高じゃないですか、めっちゃシュッとしてる(隠しきれない関西人感)。

 ステージも演出も衣裳も全部シンプルで飾りっけなくてこれが、18歳の嵐…大人…って思う。いやほんとに。シンプルイズザベスト、な年齢になったんだよね、それだけ成熟したってことなのかな。 

untitled初回盤まだ残ってるところには残ってるし(地元の全国展開のCDショップにまだ在庫があった)、ぜひ見てほしい…あるいはCLIP集5×20ver.出てほしい。

 

歌詞

一番好きなのはやっぱり櫻井さんのラップ詞...

“僕らが拓いていく時代”

なんてあの頃はいきがり

いま、夢の先の未来

後ろなんて見ない

ただそう前だけしか見ない

 目の前は誰もいない

その未来自分次第

かっこいい。Theme of ARASHIとかCOOL&SOUL、Re(mark)able、Attack it!とかを経て、この。

「国民的アイドル」っていう肩書がつけられるようになってもう何年も経って、それを認識したうえでまだ「後ろなんて見ない 前だけしか見ない」って言えるのってすごい強いと思うんだよ。嵐ってどう見ても世間的には優等生枠に入るアイドルで、そんな彼らが書く詞にはバリバリの上昇志向が示される、そんなところが強い。

今から思えばこの詞が一体いつ書かれたのかなんてわからないけどツアーで歌っていく中で休止の話し合いも深まっていったんだろうし、これを歌ってる櫻井さんの心境?込めた気持ち?っていうのが気になる。

oh もう止まれない

時代の流れに飲まれない

自分で自分を育てたいならただただ

ひたすらもがけ ファイト

この部分が余計切実に感じる。今なら。

嵐っていう大事なものを守るために休止の選択をした、って二宮さんが札幌の挨拶でいってたらしいけど、この歌詞とかまさにそうだなって思う。

 

あとね、最初のサビでは「変わることのないAnswer この手で壊したいなら I know it」っていってる部分が、ラスサビで「確かなことはstay here 気づけば答えになる I knew it」って過去形になってるところも好き。

この部分の「it」が指すのって両方で共通している「答え」って部分かなって思ってて、前者の「答え」は固定観念、常識のようなもの、後者の「答え」はその前者の答えを覆した先にある自分で導き出したものだと思うのね。まあ多分作詞の人の考えてることとは違うと思うしなんならそんな深く考えずに書かれてるかもしれないけど、私はそんな解釈をした。 ラップ詞にもつながるし、櫻井さんが節々で強調しているように嵐はアイドルっていう系譜の中で新しい方向性を示した、道を拓いたっていう自意識が高いグループだと思っていて、そういう嵐の軌跡をたどったうえでこんな歌詞を持つ曲のタイトルが「未完」ってもう出来すぎじゃん。好き。

 

そして最後に「Do you wanna ride!?」

普段、草食系で穏やかで優しくていわゆるヒーローのポジションからは一歩引いたような主人公の曲が多い(様に私は感じる)嵐の、強気で自分本位な曲に惹かれてしまうのはもうしょうがないと思う。だってかっこいいもん。ねえ?(突然共感を求める)

休止発表してから繰り返し、言葉を変え、発信者を変え、嵐が言ってくる「同じ夢を見よう」「一緒に遊びましょう」そういった言葉もそうだし、こんなこと言われたら着いていくしかないじゃん……勝手についていくからどうか5人には上にも引用した詞のとおり後ろなんて見ずに自分たちの望むまま走っていってほしい。

湿っぽくなった、歌詞についての話終わり!

 

余談、歌詞をちゃんと見たのが最近だといったな?

「That is what I've always wanted」の部分をずっと「Johnny's world I've always wanted」に空耳していた。私がずっと欲しがっているジャニーズワールド(直訳)ってどえらい野心的やな…って思ってた。

 

ライブ

 もうまずuntitledはセットリストが言うまでもなく神なので。

これを話し出したらキリがないから言わないけど、「未完」だけじゃなくてその他全部が最高なのよ。All the bestの初回限定版2の映像特典に収録されるGreen lightも「未完」最高だから全人類見て。Jstormさんは増産を決定してくれ。お願いだから。限定版なのはわかってるけど店頭に並んでほしい…嵐ベスト出したんだ~へ~買ってみようかな~って層に是非ライブ映像が付いたやつをふと手に取ってほしい…他ジャンルだと初回限定版とはすなわち初回生産版なので予約でなくなるなんてことはほとんどなかったし店頭にもいくらかは並ぶんだよなあ。予約で売れる数はわかるだろうし増産してください。お願いします。そんで全人類通常版でいいからuntitledのライブDVD見てください。通常盤にはマルチアングルが入ってるよ!

あ、あとBDだとディスク変える必要なくライブの最初から最後まで見れてめちゃくちゃ嬉しかった。(ディスク変えるのが面倒でディスク2見るの忘れがち常習犯)

閑話休題

ライブの「未完」の何がずるいかってさ、もうその前の映像④からやばいよね(語彙力の欠如)

やばいから、Song for youから語らないとダメですよ、これは。

嵐の嵐会で松本さんが言ってたけど、Song forのイントロ、メインステージのあのめっちゃでかいスクリーンが映画館みたいに広がる感じ超好き。そもそもSong forのイントロの映画のオープニング感がすごい。スターウォーズを感じる。見たことないけど。でよ、メインステージにリーダーがたたずんでて、シンプルな照明の中で歌い出す。ここでまず号泣じゃん?????で妖精さんみたいに踊ってるところに二宮相葉が合流してさ、ペンライトが少しずつ灯ってさ、「聞きなれないネーミング 乗り込んだクルーザー」「降り注ぐサンシャイン 眩しすぎるアイランド」ってもう嵐じゃん、デビュー会見じゃん。この歌詞書いた人に金一封あげたい。あげられないからせめてカラオケでいっぱい歌うね。

で、続けます。櫻井松本が出てきて、ウエストサイドストーリーみたいな構図になるところ。エストサイドストーリーもちゃんと見たことはないです。

「見上げる無数のバルーンが 都会の夜空を翔けていく」国立~~~~~~~~~~。嵐の軌跡だこれ。詞が神過ぎる。あと嵐会でここの歌割り別案もあったけどユニット曲と一緒にした、って松本解説員が言ってたけどありがとう大好き。

サビも最高。「休止」って言葉が小さいささくれみたいに思いだした頃に存在を主張してくる私としては「つないでいこうよ 最高なFinale」って歌詞に現実を見せられるところもあるけど、それでも

新しいNovelの 真っ白なページに

どんな希望を どんな自由を

僕らは書き記してゆくのだろう

Ah 限りない時間の向こうへ

連れてゆくよ This song for you  

 

Song for you

作詞:市川喜康 作曲:Simon Janlöv, wonder note, Kevin Charge, Erik Lindom, SHIROSE, 山下康介 編曲:山下康介

って嵐が歌うから、どこまでもついてく…(2回目)

このSong for you中の挨拶も最高で、これ聴いて涙腺決壊しないファンとかいる!?って感じで、もう実際はどうであれ号泣で迎えるSong for you の最後、メインステージに5人が集まって、1つの光に包まれて消えていく。暗転…と思いきやの「未完」ですよ。

このイントロの高揚感をこんなに効果的に使える演出が他にあるか?否ない。

同時に点滅するステージの照明とファンのペンライト、全部が気分を高揚させる効果があって。「未完」の歌割っていろんなコンビのハーモニーが入れ替わり立ち代わりリレーして、櫻井さんのラップにバトンして、5人のユニゾンになるこの道筋が物語。ライブの映像で言ったら、ラスサビのNow!Now!Now!で唯一の大きな特効が上がってその煙の中カメラがメンバーに近づいていく、この絵がめちゃくちゃ好き。煙をかき分けるみたいに二宮さんのOh yeahって高音が伸びて4人のメロディーが追いかける感じも好き。

そして最後、「Do you wanna ride!?」で挙げられた手とともにスポットが絞られて暗転、ツアータイトル名がスクリーンに黒字に白字で映し出されて本編終了。いや出来すぎでしょ…構成がすごい。幸福感と高揚感に満たされて本編が終わる。

でもこれで終わらないのがアイドルなんだよな、福利厚生がしっかりし過ぎてる。一生ついていく。

アンコール曲はコンサート定番になったワイハとサクラ咲ケ、それにアルバム収録曲の彼方へとカンパイソング。いやー彼方へがずるいんだまた…

この曲も天才。冒頭部分とその中の「名授かった日から」で、私は嵐結成された瞬間を連想してるから。最後の演出はもうファン泣かせですよね。

終わらないストーリー 果てしないメロディ

素晴らしいこの世界 Never ending music

Don't stop the music

 

彼方へ 

作詞:RUCCA 作曲:TAKAROT, iiiSAK 編曲:TAKAROT, 河合英嗣

5人が横並びになってるところを横から抜いてくれたカメラマンさん、それを採用してくれた映像編集の人本当にありがとう。

自分たちのコンサート中に見てるファンよりも誰よりも楽しそうに幸せそうな顔をしている本人たちっていうのが私の大好きな景色なので、それがひしひしと伝わるこの曲が大好きです。 

 

 

 

最後ほとんどライブDVDuntitledのレビューみたいになっちゃったけど、「未完」、untitledは最高です。そしてこんな最高なものを届けてくれる嵐は最高です。

映像見ながら3時間くらいかけて書いたけど案外文字数ないな。また言いたいことが出来たら追記するかもしれない。

 

おしまい!

 

 

「untitled」(通常盤)

「untitled」(通常盤)