心にもあらで うき世にながらへば

恋しかるべき 夜半の月かな

20210107両国花錦闘士@新歌舞伎座

2021年の現場初めでした。

実に2020年2月ぶりの劇場、コロナめ。

 

ここ数年ミュージカル好きの友達に誘われて年初めはミュージカルを観に行ってたけど、その友達が就職して引っ越してしまったので今年は無理だなあと思ってたところに誘ってもらったのでほいほいついて行った。

前情報は降板があった関連でニュース記事をちょっと見たくらい、キャストは原嘉孝くんがいることとりょうさんがいることしか知らない状態で見に行きました。

 

感想を持ったり考察したりするのがオタクでありながらとても苦手なのでご容赦ください。

感想文が書けない。記憶違いもあると思う。

 

開幕、いきなりデーモン閣下いるし舞台上の半数がまわし一丁(って言うのか?)だし度肝抜かれた。

そりゃ力士の話だからまわし姿であることに違和感はないけど、あんなにたくさんの上裸を一気に浴びたのは初めてです(語弊)。だいぶ前列だったので視界いっぱいに上裸が広がって困惑した。

でもわりとすぐ順応しました。あれは舞台キングオブプリズムを浴びた時と同じだと思う。

 

舞台装置というのか、スクリーンを多用されていて面白かったです。観終わってからインタビュー記事を見たところ、劇団☆新感線の演出に関わっておられる方が演出されてるんですね。

幕間のルネサンスっぽい絵画が力士に置き換わる仕掛けがとても良かったです。なるほど力士の体の線は裸婦の体の線と似ているんだな、など思いました。

 

原作未習なので、この脚本が原作通りなのかとかはわかりませんが、要所要所にメタ的な台詞があったり(綾小路さんのスポットライトや背景転換指示など)するのが面白いなーと思いました。

桜子のコンプラ発言とかも今の時代に合わせてなのかな、潔くてクスッとできた。

ちょっとだけ引っかかっちゃったのはゲイネタみたいなのがたまに出てきてたことかなあ、それ話の流れ上必要?と思ってしまった。

 

それはさておき音楽とても良かった。

オペラあり、Bad guyっぽい曲あり、純烈とか少年隊を彷彿とする曲ありでいろんな曲てんこ盛りで贅沢でした。

しかも橋谷役の大原櫻子さんが歌うめえ〜〜〜〜〜

結構動きながら歌ってるのに全然ブレないし、歌ってる姿も可愛い。

そして、なんか歌上手い人いるな?と思ったら演歌の徳永ゆうきさんだった。ミュージカルとか演劇での歌に慣れたキャストが多い中で演歌のこぶしが効いた歌がアクセントになって飽きなかった。

劇中確か、大原櫻子さんとりょうさんが抱え上げられながら歌う場面があったと思うんだけど、地に足ついてない状態で安定して歌うのってすごい難しいと思うので、すごかったなあ。

りょうさんって私の中では流星の絆のお母さん役の印象が強くて、劇団☆新感線義経とかに出てらっしゃるのも知ってはいたけど歌っているところを見るのが初めてだったので歌える人なんだ〜って感動した。

 

原くんに関していえば歌っているところも踊っているところも演技しているところもほぼ初めて見た。

私の中の原くんはタンクトップでよくわからない野菜の切り方をする人原嘉孝「ピーマンのしばき方はこれであってますか?」 | ISLAND TV

えっ原くんお芝居上手いな、歌も上手いし踊れるんだな。

クラブのシーンの長髪似合ってて長髪好きの血がちょっと騒いでしまった。

あとさ、原くんラップ似合いそうだからヒプノシスマイクとか出てくれないかな(願望)(ヒプステもう全キャラキャスティングされてるけど)

 

 

まとめ

年始に見るのに合ったハッピーな舞台だった。

前列すぎて周りが見えなかったからチキっちゃったけどスタオベすれば良かったなってちょっと後悔。

劇場がもーーーぉすこし近かったら全景見える席でおかわりしてた。

無事に福岡の大千穐楽まで駆け抜けられることを祈っています。