心にもあらで うき世にながらへば

恋しかるべき 夜半の月かな

嵐活動休止発表に寄せて徒然

 その日

2018年1月27日17時ごろ。

大学の試験期間にも関わらず、自室のこたつでうとうとしていた私は、開きっぱなしだったパソコン画面に表示されていたチャットルームになんとなく目をやった。

嵐とは何の関係もないチャットルームである。

嵐!????

えっ

休止?????

解散?????

何?どうしたの?

そんな言葉が流れる。

は?嵐?

どの?

そんなぼーっとした頭で考えつつもTwitterを開くとトレンドは嵐活動休止というワードでいっぱい。半ばパニックになりかけたところを、「嵐活動休止だって!?!!!?」と部屋に駆け込んできた母親とともに、FCページに表示されたご報告リンクを開いた。

 

動画を見るまでは悪い夢の中にいるような心地だったが、動画を見て一気に現実味を帯びていく。神妙な顔の大野さんと、それでも普段通りふるまう4人。そこからしばらく涙が止まらなかった。実は。

しばらくしてちょうど5×20追加公演の申し込みについて話し合っていたライングループで会話が始まって、少し落ち着いた。とりあえずあんまり考えたくなくて、申し込み開始を翌日に控えていたのもあるが、一気に申し込む公演を決めた。

来年度は大学4年生で、どれだけ自分に時間的余裕があるのかわからない、さらに関西在住だから元々は大阪、名古屋、東京までしか申し込み範囲を広げるつもりはなかった。当たらなくてもまあしょうがない、それくらいの気分だったのに、こうなれば何としてでも当選したい。とりあえず行ける可能性のある所は全部候補に挙げた。

 

そして不安で悲しくて、でも諦めもあって、ぐちゃぐちゃなまま会見を迎えた。

この会見があって本当に良かったと思う。

FC動画と発表された各メンバーのコメントから、私はきっと2021年ののち、活動再開することはないだろうなと思ったし、「休止」という言葉はメンバーからの優しさ、あるいは嵐という箱を壊さないようにするためだけのものなのだろうと思った。

でも、会見をみると、実現はしないかもしれないけれど、それでも希望の持てるような内容だったから、とりあえず悲観し続けるのはやめようという気になれた。それに、ネットニュース各種が載せた会見の写真の中では5人が笑顔で笑っているものばかりだったから、なんとなく大丈夫だと思えた。

 

そもそも

そもそも私が熱心な嵐ファンだったのは、小5~高2頃(2007~2013年あたり)である。

高3から現在まで、ファンを辞めたわけではないが、人間関係の変化や受験、その他のことで積極的に情報を追いかけることはしなくなっていた。それでも、冠番組は毎週見ていたし、たまに持っているライブDVDを見返したりはしていた。

元々親がアイドルの追っかけをするのに渋い顔をしていたから(ある程度好きにさせてくれていたけれど)、FCに入ることは叶わなくて、なぜか大学3年生の夏突如嵐に出戻るまで一度も入ってはいなかった。

 

私が嵐に出戻った理由の1つは、片手間で自動再生していた動画サイトの存在である。

たまたま私が持っていないライブDVDの断片的な映像を見て、なんとなくフルで見てみたくなり、急に色々そろえてしまった。この時購入したのは、Japonism、Are you happy?、untitledである。ちなみにこれ以前のライブDVDはほぼ持っていた。

この3作がまーーーーーーーーあ最高だった。最of高。

っていうかいつの間にブルーレイで出るようになったの??Japonismの演出超好き~~~~~アユハピ楽しい~~~~~~~~~~

untitledに至っては発売からひと月経ったくらいの時だったので個人経営の小さいCDショップで初回限定版をゲットできた。嵐会最高じゃん。

かくして、私は再び嵐をなんとなく追いかける日々に戻ったのである。

 

その日から

休止発表にショックを受けようが、何も手につかなくなろうが、非情かな、大学の試験はやってくる。なんとか勉強をし、テストをこなして迎えた春休み。

ようやく気持ちを整理しつつある今日この頃。

それでも完全に落ち着いたわけではない。一日一回は大野智*1……って呟いてしまうし、過去の映像を永遠と見ているし、それまで日課だったゲームにログインすらできない。ゲームやってる場合じゃねぇ。

さらに持っていないシングルを集めたり、録画予約していなかった嵐の番組を予約したり、これは当社比完全なアラシックである。本当に。

中高生の頃はなかった金銭的余裕が多少ある分、急だけれど色々集めることができる。

ここ最近私は空白の2014~現在までの嵐の軌跡をできる範囲ではあるが、必死に集めているのだ。15周年の時の冠番組だとか、歌番組、特別番組をどうして見ておかなかったんだろうとか後悔することは多々ある。

 

いつまでもあると思うな、親と推し。

本当にそう。

あぁ~~~~嵐の人たちがおじいちゃんになって死んじゃったら私生きていけるかな~~~とか考えてたのよ、昔の私。ねえ。本当に大丈夫かなあ。

推しの幸せを祈ってるよ私だって。

聞き分けがよくて物分かりのいいファンでいたい。

嵐から十分幸せと元気をもらったから、有名人としてではなくて個人の幸せを追求してほしい。

 

 ここ数日私の中で嵐ってこんなに大きかったんだなあって実感することがすごく多くて戸惑う。自分でも引いてるし、況や周りの人をや。

 

 

とりあえず

ここからの2年弱で、自分の中での着地点を見つけたい。

後悔しないように推しごとをする。

2年後に急に抜け殻にならないように。

 

誤解しないでほしいのは、嵐が休止を決めたことに関しての苦情は何もない。

知った時はショックと同時に、納得する部分もあった。

2年間という期間が与えられたことで、心の準備をする時間がもらえた。

この2年間どういう顔で嵐を眺めたらいいの、っていう嘆きはまだあるけど、そのうち今までと同じように穏やかに楽しめるようになると思う。

そうなるように努力する。

 

頑張るから、願わくばライブ当選しますように!!!!!!!!!!!!!!!!!

*1:私は箱寄りの大野智担です

恋におちたシェイクスピア@京都劇場

恋におちたシェイクスピア

www.youtube.com

 

 

この夏に始まった四季の新しい演目です。

ミュージカルではなくストリートプレイなので他の四季作品とは少し趣向が違う。

 

エリザベス朝の時代。
上流階級の貴族たちが演劇を観る芝居文化が花開いていた。

当時ロンドン北部にあった「カーテン座」劇場は、ナンバーワンの人気役者バーベッジが出演し、大盛況。
一方、ヘンズロウがテムズ河対岸に建てた「ローズ座」は、資金難で苦境に立たされていた。

ヘンズロウは、作家ウィル(シェイクスピア)の次の新作を収入のあてにしていた。
しかし、肝心のウィルはスランプの真っ只中で、まだ台本も完成していないのに出演者オーディションが始まってしまう。

そこにトマス・ケントと名乗る青年がやってくる。
実はケントは、資産家レセップス卿の娘、ヴァイオラの男装した姿。女性が舞台に立つことは公序良俗違反にあたるとされていた時代だった。
演劇を心から愛するヴァイオラは、モノローグを完璧に演じて見せ、ウィルはその才能に惚れ込む。
ケントを追ってレセップス卿の館まで来たウィル。ヴァイオラは本来の女性の姿に戻っていた。そうとは知らないウィルは、一目で恋におち、館のバルコニーの下から愛の言葉を投げかける。

ケントがヴァイオラの仮の姿だとは気付かぬまま、ウィルは新作の稽古を開始。
主役ロミオを演じるのは、ケント。ヴァイオラと出会ってから、筆が進み、稽古にも熱が入った。

しかしヴァイオラはまもなく、親が決めた相手であるウェセックス卿と結婚しなくてはならなかった。別れの手紙を受け取ったウィルは、ふとしたきっかけからケントがヴァイオラであることを知る。
燃え上がる二人。その後も人目を忍んで愛を育み、やがて二人の恋のかたちが『ロミオとジュリエット』のストーリーを創り上げていった。

しかし、稽古が終盤シーンまで来たある日、ケントが女性であることが発覚してしまう……。

 

引用元:ストーリー|『恋におちたシェイクスピア』作品紹介|劇団四季

 

観劇場所は2階最前列。

シェイクスピアについての知識ゼロで観たので見当違いのことを感想として言うかもしれない。シェイクスピアの詩集持ってるんだけど全く読んでないしね。

 

この劇見てまず、当時女性が舞台に立つことが公序良俗違反で禁止されていた、っていうのが初耳だった。へえ~。歌舞伎みたいな発想なんですかね。
だからロミオとジュリエットも男性同士で上演されていたっていうのが驚き。男性同士というか大人の男性俳優と声変わり前の少年俳優だそうです。

 

今回のメインモチーフになっているソネット集18番の詩、原詩は著作権切れてるだろうから手持ちの詩集から引用してもいいかな。

Shall I compare thee to a summer’s day?
Thou art more lovely and more temperate:
Rough winds do shake the darling buds of May,
And summer’s lease hath all too short a date;
Sometime too hot the eye of heaven shines,
And often is his gold complexion dimmed,
And every fair from fair sometime declines,
By chance or nature’s changing course untrimmed:
But thy eternal summer shall not fade,
Nor lose possession of that fair thou ow’ st,
Nor shall Death brag thou wand’ rest in his shade,
When in eternal lines to time thou grow’ st.
 So long as men can breathe or eyes can see,
 So long lives this, and this gives life to thee.

 

柴田稔彦(編)(2004).「対訳 シェイクスピア詩集 ――イギリス詩人選(1)――」, 岩波書店, 22

観終わってからパンフレット読んで知ったことなんだけど、この熱烈な愛の言葉をささげられてる「君」は男性らしいですよ……この劇中ではヒロイン宛てだけど。

 

 それはさておき。
ストリートプレイ久しぶりに見た気がするので、ちょっと新鮮だった。
今回2階席だったのもあり、ステージ全体が見やすくてよかった。


ずっと出っ放しの大道具、グローブ座とか当時の円型劇場の一部を模したようなバルコニーみたいなやつ。語彙力がなくて説明できないのが口惜しい。それが両脇にあって、場面によって両端が繋がったりもう一つのバルコニー状の大道具を介して舞台になったり、寝室になったり、楽しい。観劇してるときわりと舞台装置見ちゃう。
今回のは特に劇中劇がある関係で、劇中劇と劇本編との使い分け?区別?に舞台装置がわかりやすく使われてた感じする。冒頭に貼った動画見てもらったらどんな装置のことを言ってるのかわかってもらえるはず……
この舞台装置とかパンフレット中のグローブ座についての記述読んでて、前に大学図書館でこの時代の大衆劇場の構造についての本をちらっと読んだの思い出した。*1

 

感想をひねり出すのが苦手で中身がない覚書きなんだけど、伏線回収が素晴らしくて最高だった。
当時流行っていた喜劇のセオリーが、『喜劇役者の即興芸に、犬や猿を使ったドタバタ芸、締めの一品が「ジグ」』(「恋におちたシェイクスピア」パンフレットより)で、作中でもウィルが雇い主の劇場オーナーであるヘンズロウに「海賊を出して、犬を出して最後はジグをいれろ」といった趣旨のことを言われていた。


で、でよ。
作品最後のカーテンコール直前あたりに、ジグの演出があったんだなあ。
ジグって手拍子に沿ってだんだん早くなるアイリッシュダンスのことなんだけど(私の認識では)、最後観客の手拍子に沿ってキャストが2列になってダンスしてそれが少しずつスピードアップする、っていうのがあったんよね。
ジグ、というかアイリッシュダンスは随所随所であったけど作品の最後に当時のセオリーとされていたものを持ってくるっていい演出だなあって思った。私は好き。
でもこれの原作にあたるであろう、映画は未視聴だし、イギリス文化史的なものに明るいわけでもないので見当違いなことを言ってるかもしれない。

 

 おもしろかったなあ。

なんか四季で前見た作品がノートルダムの鐘、オペラ座の怪人だったこともあり、久しぶりに何も考えずに見れる作品だった。何も考えずに、っていうのは咀嚼しなくても内容が頭に入ってくるくらいの意味です。

 

あー、あとウィルがロミオとジュリエットの続きを床に座って書いてるシーンで、ウィルのバックに他の登場人物がぞろぞろ出てくるシーン、モーツァルト!のフィナーレみたいな構図だなって思った。思っただけで、関連は別にないと思う。

そういえばこのところ歴史上に存在する人物モチーフの作品が続いたな。稲垣さんのベートーヴェンも観たかったけどチケットスケジュールとお財布事情が合いませんでした残念。

 

 

 

 

刀ステ悲伝 結いの目の不如帰覚書

 

記憶力がぽんこつな上高尚な考察はできません。

そしてネタバレに対する配慮はありません。

全部ネタバレ。注意。

 

公演前

 

 まず京都劇場に着いたらもう待機スペースいっぱいに人がいて驚いた。

この時点で私がわかっていた状況はツイッターで見た、「スタッフさんが到着できていないため、開演が遅れるが公演は決行する見込み」という情報だけ。

待機スペースには50人くらいはすでにいたかな?仕切ってるスタッフさんは見える限り1人だけで、拡声器を使って繰り返し公演が行われるかは未定っていう内容をアナウンスされていた。

11:30ごろに公式からマチネ決行のアナウンスがあって、11:45ごろにチケットを持っている人の入場列が形成された。開場したらスタッフさんは少なかったけど混乱もなくすんなり入場できた。入場に関する説明をスタッフさんがされてるとき、通常と違う時間進行になったからかスタッフさんがあわあわしていてそれに対して待ってる人たちも和やかに見守っていて、安心した。

 

舞台装置

客席に入ると、目に入る舞台装置はスクリーンしかなかった。全体を通しても使われてたのは、

・上下の出入り用壁?

・舞台後方に5段くらいの階段(幅は舞台幅)

・階段に随時障子

・厨背景

あと吊り下げで桜かな。

いつもそんなに舞台装置はないし、いつもと一緒って感じ。

 

本編

1幕

まず何といっても私刀ステのOPめちゃくちゃ好き!!!!!

テンション上がるじゃんあれ。

刀ステは後ろのスクリーンをバンバン使うけどあの、キャストが殺陣してる後ろで役名とキャスト名がバァン!って出るのすごい好きなんですよ、かっこいいじゃないですか。今回は、大包平と鶯丸が同時に紹介されたんだけど、二人の色が赤と緑だから画面を二分するライトが効果的で綺麗だった。

それとこれは現場で見て初めて知ったことなんですけど、殺陣は刀を振り回してるから、シーリングライトやらなにやらが反射して客席に時々反射が映るのが好きだった。殺陣をしてる役者の動きだけじゃなくて、刀の動きがすごく面白くて、円盤だと基本的に定点じゃなくて編集された映像を見るので全体というよりはどこかのアップを見ることが多いから、前に出てきてる役者以外も引きで見れるのは新鮮だった。

殺陣って格好いいよね…キャラによって多分重心とか刀を振り回す高さとか変えてるんだと思う。三日月とかは比較的低いところに重心があってすり足大股で動くから袴が映える。山姥切は布があるから、布を綺麗に見せる動きが第一にあって重心は高めでターンが多いとか。

そして一通り殺陣をしたあと、それぞれの顕現時の台詞と立ち絵のポーズで止まる、階段に戻って三日月センターで、全員で「刀剣乱舞、悲伝 結いの目の不如帰」って作品名を言った後、三日月が納刀して「始めよう」っていういつもの流れ。

このいつもの流れがのちのち伏線になる。刀ステ怖い。大好き。

今回は足利義満の話だからまあ最初にそのあたりの話をやるんだけど、日本史の素養がない私、まず足利義満が誰かわからない。ゆえにその最期だとかどことどこが縁があるかもわからないから早く刀剣男士出てこないかな~とおもってみてたけどこのシーン後々重要でした。

あと1幕の羊羹のくだりは日替わりなのかなと思ったけど他の会場でも同じっぽかったから日替わりではないみたい。

悲伝は全編通してシリアス気味だったけど、長谷部が修行に行ってるシーンで大きいおはぎが出てきたり、軍議にコメディ要素があったり前作までの流れっていうの?お決まりを踏襲してるところがあって、そういうメリハリが楽しかった。あと、燭台切と歌仙の厨でのやり取りもコメディシーンと思いきや重要なセリフやり取りが含まれてたり、ほんともーーー刀ステそういうとこやぞ。

虚伝のときはまだ遡行軍にそそのかされた過去の人間vs.刀剣男士みたいな雰囲気だったのに、義伝、ジョ伝、と経てなんとなく刀ミュみが出てきたと思っていた刀ステ、今回も時鳥っていう異分子が出てきて、この存在が刀ステの解釈をややこしく階層的にしてるんだと思う。

特定の一振りからできた付喪ではなくて、複数の刀の記憶が合わさって顕現した鵺(時鳥)、ここに今作何回も繰り返される「刀とは何か」っていう題目の深みが出るんだなたぶん。知らんけど。

心に非ず、と書いて悲しい。

っていうのが今回のサブタイの内容みたい。

自分の記憶がうろ覚えすぎてびっくりする。

たぶん1幕のどこかだったと思うんだけどたぶん三日月が不動に対して「虚ろ」、長谷部に対して「義とは」、っていうワードを含んだセリフを言っててああータイトル回収じゃん〜〜好き〜〜ってなった。語彙力がない。

今回長谷部と不動が極になったんだけど、長谷部ちゃんとビームサーベルだったよ!!

まじかー!ビームサーベルなんだ!?

あっそうだ、悲伝審神者出てきた。

今まで審神者の声は出てきても姿はなかった気がするんだけどがっつり出てきた。敵薙刀みたいな格好に顔を覆う布の面。

  

 2幕

ちょっと2幕と1幕の句切れがものすごくあやふやだから項目分けたけど入り混じってると思う。ごめんね。

1幕終わりくらいに本丸に遡行軍が乗り込んできてその遡行軍を追い出すために審神者が巨大な時空の狭間を作成、遡行軍だけでなく三日月、それを追った骨喰、大般若が消える。

って感じで1幕終わった。確か。

それで2幕開けは時空の狭間を使ったことで体力を使い果たし、意識を飛ばした審神者に変わって、近侍である山姥切が本丸の指揮を任される。

鶯丸に「審神者がいない今、俺たちに命令できるのはお前だけだ。山姥切」みたいなことを言われて、暫しの逡巡後、「鶯丸、命令する。三日月と骨喰、大般若を追え」って山姥切が言ったのに対して、「拝命する」って答えた鶯丸めちゃくちゃかっこいいから。

山姥切ほんとうに成長したよ……虚伝義伝軸じゃ絶対こんな命令出せなかった。

山姥切が成長するのは三日月の望みでもあるんだよね、ほんと無理。やめて。

なんやかんやあって、三日月と再び対立。

審神者の指示通り三日月を折ろうとする他のメンツに対して1人「やめろ」と止めに入る山姥切。

ステで山姥切と三日月にこういう関係性を持たせたsemtさんは市場調査でもしたの?この2人の絡みは需要あるぞーとかいう結果を得たの?その通りだよ。わたしみかんばの民ではないけど。

ほんまなんなん…三日月の「今ここで折れるわけにはいかない、山姥切との約束があるから」みたいなセリフしかりどうしたらいいのこっちは。そんな約束なんかしてたっけ、って思い出したけどこれはこの後にする山姥切が三日月に勝ったら…っていう約束のことなのかな?

ツイートでしたBGMの話にしろセリフにしろ、everlasting、円環っていうのがステのキーワードなんだろうか。

いや、それまどマギやん。春に履修しといて良かった。例えるなら三日月はほむらちゃんで、山姥切がまどか。未来と繋ぐために円環のなかで何度も顕現刀解を繰り返し、刀剣男士以上の強さを手に入れた三日月と、三日月を円環から引き出すために約束して三日月と一騎打ちする山姥切。

えっニトロプラス……そういう…?

三日月だけが知ってる未来ってどうなってるんだろう。

2幕は義伝~悲伝までをスクリーンに映して回想、山姥切が三日月の意図に少し気づいていくシーンがあるんだけど、当たり前なんだけど後ろから映写してるので、映写してる光の筋が見えるんですよね。特に音響とかの席の近くに座ってたから余計。

それが、個人的に時間をさらって巻き戻ってる感じがしてすごくよかった。光の筋がキラキラしているのに過去の回想がシュンシュン過ぎ去っていくみたいな。

今回は、いままで真剣必殺しなかった刀も脱いだので、山姥切も初脱ぎ。

真剣必殺の刀が出てくるたびに前のお姉さんがオペラグラス持ち直すのめちゃくちゃ面白かった。

山姥切の真剣必殺、シャツがはだけてるとかそんなことよりも布キャストオフしてる~~っていうのが第一に出てくる。いや、そんな衝撃よりも次に真っ白な三日月が衝撃になるんですけど。刀ステ色違いにするの好きだな。黒鶴といい、白三日月といい。

いや、わかりやすいからだろうけど。

白の三日月は、刀解されかけて力が弱まっている表現なのか。

刀解されて力の弱まっている三日月(それでも普通の刀剣男士と同じかそれ以上に強い)と、真剣必殺の山姥切の一騎打ちに立ち会う刀剣の父、小烏丸。

あのシーン、三日月のマイクがノイズを立ててたの刀解されて存在が弱まっているっていう演出なんだと思ってたら普通にアクシデントだった。

一騎打ちに入る前の会話は普通に聞こえたんだけど、戦闘中はBGMと刃の打ち合う効果音が大きくて、山姥切の息とか呻きは聞こえたんだけど三日月の声は聞こえなかった。

途中打ち合いながらなにか話してた気がするんだけど、聞こえなかったからわからない。

三日月の去り際、舞台真ん中後方で見守っていた小烏丸が三日月に近づいて行って、二言くらい話したんだけど、近づいていくのはアドリブだったみたいですね。小烏丸役の玉城さんが自分のマイクで鈴木さんの声を多少拾ってくれたからここの台詞はちゃんと聞こえた。

最後、三日月は審神者によって刀解され、本丸は多大な被害を受けたものの、折れた刀はなくしばしの休止状況になる。そして最後いつものキャスト全員が舞台の階段に並ぶ。そこに三日月はいない。センターは山姥切。

刀剣乱舞、またいつか始めよう」

いつもは三日月が言うセリフを言う山姥切。舞台は暗転し、桜が舞う。

三日月宗近、打ち除けが多い故、三日月と呼ばれる。よろしく頼む」

暗転、カーテンコール。

鳥肌立つわ。

 

で、ED(というよりカーテンコール?)ですねーーー!!!!何回も言ってる、あの傘の演出すごく好き。ちょっと拍手し始めるタイミング迷ったけどね。

カーテンコールは3回かな?確か。最後和田君がありがとうございました、って口パクしてるのにたまたま気づいて幸せな気持ちになった。

ラストはスタンディングオベーションでした。あの状況で公演してくれて本当にうれしかった。

 

 

 その他

ちょっと今義伝見返しながら書いてたんですけど終わりの方で三日月が

「みな主から授かった人の身を受け、戦い、営み、懸命に生きている。手前味噌ながら俺もそうだ。刀であった物たちの生きる旅路はまだ始まったばかりだ。主よ、この本丸はもっともっと強くなるぞ。どんな試練にも立ち向かうことのできる強い本丸となる。もし叶うなら、それを見届けたいものだ」

って言ってていやーここの審神者と三日月ってどこまで知ってるんだろう。

わかんない。だって山姥切が近侍をするまで三日月が近侍だったんだよ。で、三日月は山姥切を強くしようとしてるんだよ。

パンフレットのさー、鈴木裕樹くんのページね。裕樹くんが三日月に言いたいこと、っていう質問に答えてる内容が意味深…三日月と山姥切だけはこのシリーズ脚本の最後を聞いて知ってる、っていってたからどういう気持ちでこう答えてるんだろうって気になる。

まだ何作か刀ステ続くのかなって気がしてたんだけど、見てたらシリーズ集大成って書いてあるし、これ絶対凱旋公演でなんかあるでしょ…

だって明治座特別公演(東京)→京都公演→福岡公演→東京公演→東京凱旋公演って意味わかんないじゃん。凱旋ってことは勝たなきゃだよね。

千穐楽ライビュは凱旋公演だし、行きたくなってきた…日曜日夜だしワンチャンある。

 

頭の悪い感想

大包平役の加藤将さんまじで大包平。うるさいし顔もうるさいし、元気がいい。

いやすごい、あれは大包平だ!!!?!!ってなった。すごい。

大般若さんも大般若さんだった。っていうか声が完全に三木眞一郎さん。

スタイルもいい、足が長い。

 

終わりに

 

 この考察を読んでほあーってなりました。